インフレが進行してくると、カネをモノにかえようとする換物買いの資金が株式市場にどんどん流入してくることがある。もとは戦後のインフレですっかり貨幣価値が落ち込み、カネよりモノという換物的な捉え方が強くなった時代に、株をモノとして見立てたのが、株式の物的証券化の最初である。その後も、こうした見方による株式投資の志向は、証券会社のキャンペーンもあり、しばしば起こったが、その代表格として、いつも、含み資産株などが取り上げられてきた。しかし、物的証券とした見方も、株式が本当にインフレに強いかどうかである。デフレに弱いことはいうまでもないが。
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